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【勉強会/社内研修レポート】アジャイル開発手法

5月の社内会議では、アジャイル開発手法の勉強会を行いました。

アジャイル開発手法とは、その名の通りシステム開発手法の一つです。
よく対比される開発手法にウォーターフォール型開発手法が挙げられます。
アジャイル開発手法には、「アジャイルソフトウェア開発宣言」という本開発手法の価値観や原則をまとめた文書があります。
この文書は2001年、アメリカのユタ州スノーバードにて発表されたものです。
下記にその文書の日本語訳を引用します。

私たちは、ソフトウェア開発の実践
あるいは実践を手助けをする活動を通じて、
よりよい開発方法を見つけだそうとしている。
この活動を通して、私たちは以下の価値に至った。

プロセスやツールよりも個人と対話を、
包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを、
契約交渉よりも顧客との協調を、
計画に従うことよりも変化への対応を、

価値とする。すなわち、左記のことがらに価値があることを
認めながらも、私たちは右記のことがらにより価値をおく。
(引用元:https://agilemanifesto.org/iso/ja/manifesto.html

アジャイル開発手法は、上記宣言の通り短いサイクル(2週間~3週間)で開発とリリースを繰り返す特徴をもっています。
アジャイル開発手法を採用しやすいプロジェクトと採用しにくいプロジェクトは、それぞれ下記の特徴をもっています。

向いているプロジェクト

向いていないプロジェクト

・要件の全体像が不明確
・顧客ニーズを取り入れながら開発
・開発と顧客がチームで開発したい

・計画通りプロジェクトの進行が可能
・チームメンバーは自律的な行動に興味がない
・顧客側が従来の開発手法(ウォーターフォール型)を好み、チームへ協力的ではない

アジャイル開発手法はそれぞれ下記のような利点と欠点をもっています。

アジャイル開発手法の利点

アジャイル開発手法の欠点

・開発スピードが早い
・顧客満足度が高い
・手戻りのリスクを軽減できる
・メンバーのモチベーション向上
・プロジェクトの軌道修正が柔軟

・スケジュールの管理が難しい
・メンバーのスキルのばらつきが開発の遅れにつながりやすい
・メンバーが固定化されず、開発スキルが上がりづらい
・大規模開発で上手くいくイメージがもてない

開発手法を決定する際は、利点と欠点を押さえ、顧客のニーズを踏まえることが肝要です。

また、昨今ではPMP(Project Management Professional)という資格の出題範囲の50%以上をアジャイル開発手法が占め、本開発手法に対するニーズが高まっています。

アジャイル開発手法を学ぶことは、これからプロジェクト管理を行う人たちにとってはマストになっています。

アジャイル開発手法の今後の動向について、引き続き要チェックです。

 

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